初めての日本政策金融公庫への

融資申し込みの面談を終えて

その結果を待っていたのですが、


希望の融資額が得られそうもなく

いくらまで融資してもらえるか

たいへん不安だったので


媒介する不動産業者に今更ながら

物件の売主への値段交渉の可能性の電話を入れてみました。


普通、買付証明書をいれてから

そんなことをする人はいないと思いますが、

その時私は結構切羽詰まっていたんでしょうね。



すると、不動産業者さんの返事は


「売主さんがあらためて物件の残債を

 調べてみたそうなんですが

 認識していた残債額よりも多いことがわかり、

 むしろ売値を上げたいと言っています・・・」


という、呆れた回答がかえってきたのでした。



もう、どうすることもできず


日本政策金融公庫からの融資可否の

回答待ちしかありませんでした。



一週間ほどしたある日の夕方、

会社の同僚や上司と飲んでいる時に

待ちに待った電話がかかってきました。



一瞬電話にでようかどうか迷いましたが、


飲んでいる席はずして電話にでてみると



「お待たせしておりましたが、

 ベースネクサスさんには

 1500万円の融資が今回の物件には可能なのですが、


 実は、今回申込みいただいた同じ物件に

 ベースネクサスさんの申し込みより数日早く

 日本政策金融公庫に別な方から申込みがあり、

 同じ物件に当然ながら同時に融資できないため

 今回は残念ながらベースネクサスさんには

 ご融資は出来ない結論となりました・・・。

 しかしながら、もし別な物件をお探しになって

 融資が必要になれば

 ぜひふたたび、

 日本政策金融公庫をご利用いただきたいと

 思います。」




 「・・・

  そうなんですね、わかりました・・。


  では、次回よろしくお願いいたします・・・。」


 
やっぱり、ライバルに先を越されたんだ・・・。


しかし 正直とても不思議な感覚でした。




今回の水戸物件に融資はダメだったものの

私には1500万円の融資は可能!



水戸物件に1500万円の融資を受けられたとしても

持ち出しの自己資金は2100万円の価格なので

差額600万円+諸費用でおおよそ持ち出しは700万円・・・。



むしろ今回の水戸物件に融資を受けられないことで

違うもっと安い物件に1500万円の融資を受けたほうが

私としては自己資金が温存できて、

有利になるのでは・・・??


そんなことを

飲んでいた席に戻りながら考えていました。


戻った飲み会の席では、

微塵もそんなことを考えているそぶりは見せませんでしたが!


 
今回の水戸物件に融資はダメでがっかりしましたが

反面、私には1500万円の融資が受けられる!!


それが、私の気持ちのなかの

大きな希望の光となっていました。