水戸の築古物件への日本政策金融公庫からの融資は

ライバルに数日違いで先を越されて実現せず、

がっかりはしたものの

私に対しては1500万円の融資が下りる可能性が見えてきて、

気持ちの上ではかなりモチベーションが

上がってきているのがわかりました。


水戸物件以上のものを探そうと

連日ネットの物件サイトを探す日々が続きました。


いっぽうでそれをさかのぼる4年前に

猪俣淳さんのコンサルを受けて以来

私の不動産投資の方針が築古ボロ物件取得に

変わってきているので

別な不動産投資コンサルの原内直哉さんを訪ねて

東京の虎ノ門の事務所に相談に訪れたりしました。


原内さんとお会いしてお話しすると、

築古ボロ物件の投資も魅力あるものである点や

北関東の高利回り物件を、なんとか高稼働で賃貸できれば

おいしい投資対象であることなどをおっしゃっていて

私の方針変更も間違ってなさそうなことが確認できて

ほっとしている自分がいましたね。


水戸物件がダメになって

ちょうど1か月ほどたったある日、

土浦に1800万円で軽量鉄骨の1K10戸

表面利回り18%という情報を見つけました。


政策金融公庫融資前提の絶好の物件だと思われたので

その週末にさっそくクルマを飛ばして物件を確認に

行くことにしました。



近くにアウトレットがあるので

物件を見に行くついでに妻も一緒に

行ってくれることになっていました。



その頃はもう今までのさまざまな

経緯を経てきているので

私が不動産投資をすることに、

妻はもうあまり口を挟まなくなっていましたね。



物件を確認してみると、

基本的にはボロ物件なのですが

その時点では満室となっていて

また、比較的最近に外壁の塗装をしているようで

パッと見の外見は綺麗な印象でした。


たまたま窓から覗けてしまった部屋があったのですが

その部屋の壁はカビでかなり汚れているようで

1Kの築古物件のそんな部屋に住む人って

どんな人なんだろうと

知りたいような、怖いような気持ちを覚えています。


あたりまえといえばあたりまえのことなのですが

その物件を取得できたら私はその入居者の大家になるんだな

と、妙なことを考えたりしていたのでした。


妻も一緒に物件を見ていましたが

特に感想のコメントもなく、

私について回っているだけでしたね。